学生スピーカー3人目は、慶應義塾大学総合政策学部2年生の、鈴木海勇(すずきみゆう)さんです!
鈴木さんは高校生のときにコスタリカに留学をされ、70ヶ国以上の国の人々と学び合う環境に身を置く中で、自分自身の個性について考える日々を送られました。日本にいた頃は、他人との差異が自分の個性でありさほど意識してこなかった鈴木さんですが、何もかもが違う外国の人々と触れ合い、日本人であるというアイデンティティ以外に確固たる個性を持っていなかったことを気づかされたそうです。
帰国後、大学に進学した後は「世界にインパクトを与える会社を作りたい」という思いのもと、無我夢中で自分の道を切り開いてこられました。しかし脇目も振らずに突き進む日々は、自分自身、そして周囲の人々と向き合う時間をすり減らすことと同義でした。ふと身の回りの人をおろそかにしていたことを自戒したときに、世の中には自分と同じように、向き合うことを蔑ろにして大切な人を慮れていない人が多いのではという新たな気づきを得たのです。
この発見をもとに鈴木さんが提唱する概念こそが「MonoGatari(モノガタリ)」です。「MonoGatari」とは今まで生きてきた自分の人生そのものであり今この瞬間よりも過去に創られていくものすべてを指します。
みなさんは自分が何者かわからなくなる瞬間はありますか?今この瞬間の行動一つ一つにきちんと理由を見いだせていますか?誰にでも心に霧が立ち込み人生に暗中模索することがあるはずです。そんなときふと立ち止まって自分自身を見つめ直すための一つの方法として自分だけの「MonoGatari」を記してみませんか?
鈴木さんという「Catalyst」は、「MonoGatari」という概念は、みなさんの人生に化学反応を起こすことでしょう!
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